黄山観光ガイド
黄山は安徽省南部に位置し、古くは黟山と呼ばれ、黄帝がここで仙薬を練ったという伝説に由来して名付けられました。奇松、怪石、雲海、温泉の「四絶」で知られ、世界文化・自然複合遺産に登録されています。麓の宏村や西逓などの徽派古村落は、白壁と黒瓦、彫刻を施した梁と柱が黄山と互いに引き立て合っています。
黄山は訪日外国人観光客が中国山水画の趣と徽州文化を味わう定番の目的地であり、交通も便利で、杭州や千島湖と組み合わせて華東旅行の行程に組み込まれることが多いです。
必見スポット
黄山風景区——光明頂に登り、迎客松と飛来石を眺めれば、雲海が絵のように湧き上がります。宏村——世界文化遺産で、「牛形」の村落配置を持ち、月沼と南湖は鏡のようです。西逓——世界文化遺産で、徽派の民居と牌坊群がよく保存されています。屯渓老街——徽州の古い街並みで、徽墨、歙硯、徽菜が集まります。徽州古城——歙県の古城壁と許国石坊。呈坎——易経の八卦に基づく配置の古村。斉雲山——道教の名山と丹霞地形。
名物料理
徽菜(臭いケツギョ、毛豆腐、徽州一品鍋、スッポンとハムの煮込み)、黄山焼餅、筍干と豚肉の煮込み、ワラビや山菜、屯渓の酔いガニ、そして黄山毛峰、太平猴魁、祁門紅茶。
ベストシーズン
四季それぞれに趣があります。春(4—5月)は山花が咲き乱れ、夏(7—8月)は避暑と滝見、秋(9—11月)は空高く雲淡く登山に最適、冬(12—2月)は雪の松と雲海を楽しめますが、滑り止めと防寒に注意が必要です。
交通ガイド
黄山北駅は高速鉄道で杭州、合肥、北京などと結ばれ、黄山屯渓空港は主要都市と結ばれています。湯口から景勝地のシャトルバスに乗り換えて山に登り、日の出を見るために山上で一泊することをおすすめします。宏村・西逓へは市街地から専用バスかチャーター車で行けます。
モデルコース
定番の3日間コース:1日目は屯渓に到着し、屯渓老街を散策。2日目は黄山に登り、迎客松と雲海を観賞し、山上に宿泊。3日目は下山して宏村・西逓へ。4日間コースなら呈坎や斉雲山を加えるか、千島湖や杭州まで足を延ばせます。
旅のヒント
黄山の登山は体力を要するため、軽量な登山靴、雨具、防寒着を用意することをおすすめします。山上の宿は混み合うため早めの予約が必要です。雲海と日の出の観賞に最適なのは雨上がりの晴れ間が多いので、天気予報に注意してください。
穴場の楽しみ方
宏村の南湖のほとりでスケッチをしたり朝霧を眺めたり、早朝に黄山に登って日の出と湧き上がる雲海を見たり、西逓の路地で徽派の三彫(磚彫、木彫、石彫)を探訪したり、茶山で茶摘みと製茶を体験したり、徽州の民宿に泊まって徽劇を聴いたり黄山毛峰を一服したり。
周辺日帰りツアー
宏村+西逓——徽派古村落。呈坎——八卦の古村。斉雲山——道教の名山。太平湖——湖光山色とリゾート。千島湖——碧い水と島々。高速鉄道で杭州へ行くこともできます。